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白鳥の歌 ~ノロ・ニブ・ドジから巧速を目指す~

マイペース過ぎると評価された元知的ブルーワーカーが、 巧速を目指すトライ&エラーを綴るライフハック集+時々随筆。

コミュニケーション改善のために:空想癖を治すのではなく有効利用する

この記事で考察したように、
「天然ボケは外界からの刺激よりも内的な思考や夢想を優先し、それに耽っているが故に起きる」
という前提に基づき、その解決方法を探していきます。

 この続きを読もうとする人は、空想癖や天然ボケ、他人とズレてしまうことを治したいと思っている筈ですよね。

でも、空想の癖って中々やめられませんよね。

※ここから青文字は読まなくてもいい余談です。
私も小さい頃から本や映画が好きで、ごっこ遊びが大好きでした。
それも、通常家庭を模したおままごとより、物言う小鳥やユニコーンやドラゴンや妖精や魔女やESPや宇宙船やお化け屋敷が出て来る、ファンタジー色たっぷりのごっこ遊びが大好きでした。
(有り難いことに、その手のファンタジーごっこ遊びに付き合ってくれる子達が身近に居ました。)
基本的な思考回路がそっち寄りに形成されてしまったのでしょう。
幼稚園児から小学生になり、更に小学校高学年にもなると、そんなファンタジーな話題に抵抗の無い子は少なくなり、周囲の子達の話題は、芸能人か音楽かバラエティ、現代日本が舞台のドラマ、身近な男の子の話。リアルな外見やヘアメイクの悩み、ファッション。
そして、現実に基づいた、手近な人達を対象にした悪口や愚痴やランク付けがどんどん増えていって、居心地悪くなっていきました。
別にいじめたとかいじめられたとか無視したとかは無いのですが、中学卒業時には、
「現実の話は大抵他人の悪口とか女子同士の派閥争いの話だし、下手したら私も嘲られて攻撃対象になる」
「それなら、ゴシップに興じない少数の優等生か、話の合うひと握りの子達と喋る時以外は、本を読んでいる方が楽しい」
という、周囲から浮いた人間になってしまいました。
(勉強も一種のファンタジーだから、それはそれで楽しかったです。)
そうすると会話も減るので、ひとりの世界に浸る時間が増え、それで読書や映画鑑賞をし、空き時間には脳内で観たシーンの再現をしたり、物語の続きを考えたり、設定を考察したり。
空想・あるいは内的な思考に浸る高校生の出来上がりです。

でも、これって良くないんですよね。空想そのものではなくて、興味喪失が良くない。
一旦、人間を分類して興味を失うと、その後どんどん自分が興味を持てる人の範囲が狭くなっていくんです。
人に興味を持たないと必然的にコミュニケーションが減りますから、経験を積まない分コミュニケーションが上達しない。下手なまま、ズレたまま。
そうすると、困りますよね。今まさに、この記事を読んでいるあなたや、書いている私のように。
世の中には私のような少数派も確かに存在していますから、そういう人達が集まった狭い世界でだけ生きていけるなら問題無いけれど、困るリスクは高まっています。

空想を有効利用してコミュニケーションを改善する方法

では、どうしたらいいのか。
空想の癖を消すのは難しいのだとしたら、まずは、空想の方向を誘導してやればいいのです。
具体的には、イメージトレーニングに向けるのです。
私と同じように空想大好きな人には、そう難しくないハードルです。

ポイントは、夜眠る前に、理想の自分を具体的に思い描くこと

イメージワークの本を何冊か読んで、齧るように実践してみた結果、本当に効果があったことがこれです。

  1. 夜、眠る前に、落ち着ける場所と姿勢で
  2. リラックスした良い気分になって
  3. 理想の自分が、周りの人達と理想のやり取りをしているところをありありと思い浮かべる

これだけです。

すみません、文章にすると物凄く説得力が無いなと自分でも思うんですが、本当にこれです。
詳しい注意点を以下に述べますね。

失敗したことの反省ではなくて、成功イメージを描く

「今日はここでこんな変なこと言っちゃった、バカだったなぁ……」
「もうあんなことしちゃ絶対ダメだ、もう絶対失敗しないようにしなくちゃ」

こういう考え方はいけません。
とても上手く行っているシーンだけを想像するんです。
もし今日失敗したことがあったら、そのシーンを脳内再現して、成功シーンに変えます。

 KY発言と強張った表情で相手を引かせた記憶
  ↓
 絶妙の受け答えで相手が望んでいる言葉を贈り、喜んでもらえて笑い合ったシーン
 
 微妙なタイミングで話しかけられたけれど「まさか自分じゃあるまい」とスルーしてしまった記憶
  ↓
 自分への声掛けを敏くキャッチして、気持ち良い返事をするシーン

こういう変換をするのです。
自分が今現在そういう受け答えができるのかは考えなくてもいいです。
誰かの上手い受け答えのほぼ丸パクリでも、シーンの繋がりがいい加減でも構いません。
とにかく、上手く行っているシーンだけを鮮明に思い浮かべるのです。

そうすると、本当に上手く出来るようになります。
全ての物事が完璧に、とまでは行かなくても、咄嗟の対応でミスする回数がぐっと減りますよ。
特に、咄嗟の表情や声が、これまでの自分からは予想出来なかった位に柔らかく、明るくなります
出だしで転ばないと、その後の対応もスムーズに運べますよね。

空想が好きでコミュニケーションに悩んでいる方は、是非試してみて下さい。

おまけ1:どうしてこんなことで上手く行くのだろう?

それは私も分かっていません。
色々読んでいると、「脳は現実と想像を区別できないから」説が有力のように思えます。
具体的に会話を想像することで、本当はそんな会話はしていないにも関わらず、「私は実際にそういう会話をするのだ」と脳が誤認識して、そういう反応を引き出し易くするのかなと思っています。
「これは私らしい行動」と認識していることは、抵抗無く、自然に出来ますものね。

おまけ2:今回の記事を書くに至った、イメージワークの載っている参考文献

かなりのスピリチュアル系ばかりです……。
この中ではお姫様ごっこが一番読み易い文体かつ科学に寄っている論調ですが、内容的にはちょっと応用系です。

「引き寄せの法則」のアメージング・パワー―エイブラハムのメッセージ

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宇宙に上手にお願いする法 (Successful wishing)

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1日5分のお姫様ごっこ

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おまけ3:空想好きで自分の内面世界に生きる男女にお勧めの本

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

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 重くて辛い本なので軽々しくは読めませんが、終わりには光が見えます。
自閉症の主人公が成人して、ひとつずつ自分のアレルゲンを見付けてQOLを上げていくエピソードや、空想好きを使ってトップセールスを記録するエピソードは、ほっとする途中経過でした。

それから、もう一冊、ただ私の趣味と共感者求めのために紹介させて下さい(笑)。

萩尾望都先生「ポーの一族」(漫画タイトル)の中の一編、「はるかな国の花や小鳥」が大好きです。
薔薇の咲き誇る家に一人で暮らし、近所の子達を集めて合唱団の指揮をする女性、エルゼリ。
愛する人に捨てられてひとりでいる彼女は、それなのにいつも幸福そうで、最愛の妹を亡くしたまま無為な時を生きる吸血鬼の少年を惹き付ける。エルゼリの幸福は、彼女を捨てた男にさえも壊せずに続いていくかと思われたが……。
とても印象的な短編です。

ポーの一族 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)

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ポーの一族 II 萩尾望都Perfect Selection 7 (フラワーコミックススペシャル)

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