白鳥の歌 ~ノロ・ニブ・ドジから巧速を目指す~

マイペース過ぎると評価された元知的ブルーワーカーが、 巧速を目指すトライ&エラーを綴るライフハック集+時々随筆。

物減らし&判断の高速化が図れる:「3個捨てチャレンジ」

3個捨てチャレンジとは?

お片付け系の掲示板で、以前に紹介されていた方法です。

その時に読んだ詳細も余り覚えていないままに、曖昧な記憶で我流で実行しました。

「3個捨てチャレンジ」という名前も、私が勝手に呼んでいたものです。

しかし、我流で適当でも、中々に効果があったんですよ。

メソッドの利点と、今回(初めて改めて)調べた関連内容についてまとめますね。

私が実行したのは次のルールのみ。

  1. 適当なノートを用意する。部屋であぶれているもので良い。
  2. 不要なものを3つ探し、廃棄する。同じような物を複数個捨てた場合は、纏めて1カウントとしても良い。
  3. ノートに、本日の日付と、捨てた物、捨てた理由を書く。
  4. これを毎日続けていく。

とっても簡単でしょう?

シンプルだから続けられるし、効果があるんですよ。

3個捨てチャレンジのメリット

私が感じたメリットは、次の3つです。

  1. 簡単に出来て、周りが綺麗になる
  2. 成功体験の積み重ねで、気分と周囲の評価が上がる
  3. 物の処理についての判断速度が上がる

メリット1:簡単に出来て、周りが綺麗になる

……当たり前ですが。

3つの物を捨てるだけなんですよ。

でも、「やろう!」と思って周りを見回すと、一番目立つものがまず目に入りますよね。

大きな不用品とか、置きっぱなしにしていたごみ(の一歩手前のもの)とか。

当然、それを捨てますよね。

一番目につくものを片付けると、それだけで相当すっきりして見えるし、すっきりした気分になるんですよ。

だから、この作業を数度行うだけでも、ちょっと周囲が片付いて見えます。

しかも、「捨てる」って簡単なんです。

「これをどこに移動させて収納すれば使い易いかな」

とか、

「これを売るにはこういう手順を経て……」

とかは、考える必要がありませんもの。

特殊な物でなければ、ごみ袋に入れてごみの日に出すだけですから。

「まずこれに手を付けて、その後であれをして、○○をするためにあれの手配をして……」

って思い巡らす必要もありません、捨てる3つの物には何の関連も要らないんですから。

ワンアクションですぐ出来るから、思い付いた時にすぐ始められます

別の場所に収納することと違って、廃棄して物を減らしていますから、新たに物を増やさない限りは散らかりリバウンドもしませんしね。

因みに、身の回りに物が少ないことのメリットは、以前の記事でも纏めていますので、参考にしてください。

swngsng.hatenablog.com

 メリット2:成功体験の積み重ねで、気分と周囲の評価が上がる

ポイントは、捨てた物を記録しておくことです。

毎日3つの物を捨て、それを記録しておきますと、ノートを開く度に自分の努力の形跡が見えます。

努力の道筋が見えるので、「私はここまでやったんだ!」と毎回褒められているようなもので、大変宜しいのです。

「私は片付けられる人なんだ!」と自己暗示が出来て、気分が良くなるのです。

そしてフットワーク軽く自分の物を捨てる習慣が付くと、公共の場でもそれを発揮出来ますので、周囲も「この人はてきぱきと片付けられる人だ」と見てくれるようになります

期待の眼差しを向けられれば応えようとするものですから、

期待される⇒期待に応えててきぱき片付けられる人に相応しい行動をする⇒てきぱき片付けられる人だと更に評価される……

という好サイクルに入れます。

記録の実例

書き方は簡単で良いんですよ。例えば、下記のような感じ。

  • 黒の綿の半袖カーディガン:くたびれた
  • ネイルカラーs:もう使わなさそうな色   ←何本かまとめて捨てました
  • マスカラ:寿命

因みに私は、この手法に取り組む前から、こんまりさんの「ときめき片付け」に多大な影響を受けていましたので、最初の頃は理由に「ときめかない」と書いていました。

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

 が、これでは余りにも括りが大き過ぎますので、もうちょっと詳細に書くようにしたものが、上の例。

詳細に書くことが、メリット3に繋がるのです。

メリット3:物の処理についての判断速度が上がる

何日か経ってノートを見ると、捨てた理由には、何だか似たような内容が羅列されていることに気付きます。

その理由は、私が毎回弾き出した「廃棄の絶対ライン」なのです。

その内に、最初の頃は悩まないと捨てられなかった物が、手に取った時点ですぐに不要と判断して捨てられるようになります。

 逆に言うと、必要だから保管しておこう、という判断も瞬時に出来るようになっているんですよね。

もう何度もした判断を繰り返しているだけなんだから、自然、それに必要な時間は短縮されていきます。

このメソッドを続けていく内に、要不要の判断がすごく速くなって、かつ、物を使うことのイメージや自分の行動バターンの把握、物に関わる将来像の洗い出しもすぐに出来るようになります

「この物を使うのは多分○年に○回くらい。

 これと同じ機能の物が○個あるから、これを使う可能性は更にこのくらい。

 ここに保管しておいたとして、保管コストがこのくらいだから、だいたい1年にこのくらいのコスト。

 だとすると、保管する方が得か、廃棄して毎回レンタルした方が得か……」

的な考えが、「いいやとりあえず置いておこう」という思考放棄よりも優先して出てくるようになります

この手法、ちゃんと本が出ていました

さて。ここまでメリットを纏めてから、流石にうろ覚えだけで記事を書くのは余りだと、検索してみましたところ、こちらの手法はちゃんと本が出ておりました。

1日5分! お片付けノート

1日5分! お片付けノート

 

 私はまだ読んでおりませんが、内容としてよく纏まったブログがありましたので、そちらを拝読して満足しました(笑)。

○○から片付けるとキレイな部屋が長続きする! - ITmedia eBook USER

上記のうろ覚えマイルールと違って、色々と細かい縛りがあったんですね……。

私はワンルームマンションでリビング兼寝室から実行していたので、思い切りルール無視だったことが判明しました。

また、この本が片付け本内でどんな立ち位置なのかを知るためには、次のブログが参考になりましたよ。

happyenjoylovefunpositive.hateblo.jp

こんまりさんの「ときめき片付け」と比較して、

捨てる理由を明確にする

と分析されている部分は、正に私も実感したことです。

捨てる理由を「ときめかないから」とするのは、理屈より感覚に従う方が得意とする人に向きそうです。

理屈に従う方が得意な人には、もっと定量化し易い理由の方が向くでしょう。

私は、服やアクセサリーやコスメ等はときめき重視、もう少し実用的な比重の大きいものはそれ以外の理由と、対象物によって使い分ける方法に行き着きました。

物減らしの基準が身に付く参考図書 

服飾系はティム・ガンの考え方が分かり易くて素敵

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新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)

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